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 こめ作りは単にこめを作るだけでなく、日本の伝統文化をはぐくんできました。こめの出来・不出来は、人々の命さえ左右しました。稲の生長段階にあわせ、豊作を祈って、豊作に感謝して、まつりがおこなわれてきました。

徳丸 北野神社の田遊び

大都市 東京に今も伝わる「田遊び」の行事。田の神が豊作を授(さず)けてくれることを祈って、.種まき、田植え、刈り取りのありさまをまねて、唱(とな)えことばとともにおどる。

(東京都板橋区徳丸、毎年2月11日)


えんぶり

北国に春を呼ぶ「えんぶり」。旧暦の小正月(こしょうがつ)に豊作を祈る「田遊び」と呼ばれる祈願(きがん)行事が伝統芸能として発展し、約800年の伝統がある。昔、豊年を祈って「えぶり」を持って舞ったことから、それがなまって「えんぶり」となったといわれている。「えぶり」は水田の土をならす、また籾(もみ)をかき寄せるのに用いる農具。

(青森県八戸市、毎年2月17日〜20日)


壬生(みぶ)の花田植

田植えは、ほんの30年前の田植機が普及するまでは重労働の苦しい農作業であった。 太鼓(たいこ)、笛、鉦(かね)でにぎやかに囃(はや)し、早乙女(さおとめ)は唄を歌いながら共同で田植えをする行事「囃子田(はやしだ)」に由来する。早乙女(さおとめ)を元気づける方法でもあった。江戸時代から盛大に行われてきた。

(広島県千代田町、毎年6月 第一日曜日)


雨乞い
「岳の幟(たけののぼり)」

水の恵みを天に祈る。雨水は、米をつくり、地下水となり、川の水をつくる。 千曲川の流域の上田市は、全国でも有数の雨の少ない地帯(年間降水量:上田市900mm、東京1500mm)。この地に、室町時代の永正年間(16世紀はじめ)に始まったといわれる雨乞い神事(しんじ)が伝承されている。

(長野県上田市,毎年7月15日に 近い日曜日)


横江の虫送り

享保(きょうほ)の大飢饉(だいききん)(1732)は、西日本一体に害虫ウンカが大発生し、起こった。農薬など有効な防除法がなかった時代、害虫は人々に恐れられた。松明(たいまつ)と太鼓(たいこ)の行列で稲をあらす害虫がいなくなることを村人総出で祈願(きがん)した。東大寺の所領(しょりょう)であったこの横江で、300年以上受け継がれてきた。

(石川県松任市、毎年7月21日)


浮立(ふりゅう)

豊作に感謝して奉納(ほうのう)される神事(しんじ)芸能。浮立の語源は、平安時代の娯楽「風流(ふうりゅう)」といわれている。佐賀県各地に多くの浮立が地域の人たちによって伝承されている。

(佐賀県鹿島市、毎年9月 第二日曜日)


田立の花馬祭り

木曽川の上流のこの田立で、280年ほど受け継がれてきた花馬祭り。五色の色紙で稲穂をかたどった365本の花で飾った木曾馬。五穀豊穣(ごこくほうじょう)とその天の恵みに感謝し、花馬が五宮神社に奉納(ほうのう)される。

(長野県南木曾町、毎年10月3日)




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